体質改善は漢方の力で

妊娠をしやすくするためには受精する確率をあげる必要があります。
そのためには
◯精子をより多く卵巣に届くようにする
◯精子の量を増やす
◯排卵したときに精子が卵巣にある状態にする
の３つです。

今回はそのうちの「精子をより多く卵巣に届くようにする」についてお話します。

子宮から卵巣までの管を卵管といいます。
卵管は細くて繊細な器官です。女性の緊張状態によって卵管の広さが変わります。
卵管造影検査を経験された方もいらっしゃると思います。
この卵管造影検査で詰まっていると判断されたときでも、検査のための緊張や痛みで卵管が痙攣、収縮したために造影剤が通ることができなくて、あたかも詰まっているように見えることがあります。
それほど卵管の広さは緊張状態かどうかに影響されます。

その為、緊張しやすい人などは卵管が狭くなりがちです。
そうなると必然的に精子が卵巣に届きにくくなるというわけです。
逆にリラックスすればするほど卵管は広がるので、より多くの精子が卵巣に行き届くようになります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・次回に続く

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ストレスを相当感じている人は負の連鎖に入り込んでいる事が多いです。

ストレスは自律神経の働きにも関係しています。
自律神経には身体を活発に動かす交感神経とリラックスさせる副交感神経の2種類があります。
そして、ストレスが過剰にかかると副交感神経の働きが低下していきます。
この副交感神経は身体をリラックスだけでなく、胃腸の働きを活発にしたり、精力をあげるのもこの神経の働きです。

考えてみてください。ストレスを感じている時、食欲はありますか？おそらく、食欲はあまりないと思います。
これは、交感神経が活発になっているため、胃腸の消化分解が低下しているからです。
私たちの身体はすべて食べたもので作られています。これは身体の細胞だけでなくホルモンも同様です。
食事がとれないことで、ホルモンの原料が作られず、ますますストレスが悪化していきます。
そして、さらに自律神経の働きは低下していきます。

これが負の連鎖です。

この負の連鎖から脱出するためには、
★自律神経の働きを改善する
★ホルモンの原料を十分に摂る
この2つが最低限に必要なことになります。

私の場合は、自律神経の働きを改善するのにその方の身体にあった漢方薬をオススメしています。
そして、ホルモンの原料を作るためには栄養を摂らなければなりません。
ですが、負の連鎖に入ってしまっている方は日々の食事での改善は難しいため、栄養剤やサプリメントを必要以上に服用してもらいます。
こういった方法で1～2ヶ月で負の連鎖から脱出、ホルモンの働きを改善するようにしています。

身体を元気にすることで、女性ホルモン、男性ホルモンも十分に作られていきます。

思い当たる方、ぜひご相談ください。


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ストレスがなぜ生理不順に影響を与えるのか？それはこのストレスホルモンが深く関わっています。

私たちの身体には様々なホルモンがあります。
代表的なものに、今お話をした副腎ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンなどがあります。
これらのホルモンには作られる順番に優先順位があるのです。生命維持に大事なものほど先に作られ、それ以外のものは後回しにされます。

副腎ホルモンは生命維持の為に一番大事なホルモンです。ストレスが過度になれば身体はこの副腎ホルモンをたくさん作ろうとします。
それによって、女性ホルモンや男性ホルモンが作られることが後回しになってしまいます。
ストレスが過度になると生理不順になってしまうのはこのためです。
また男性の場合、男性ホルモンが不足することで精力が減退していく人が多く見られます。


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